今回は2022年12月26日発売のSOUNDPEATS Capsule3 Proという完全ワイヤレスイヤホンの徹底レビューをしていきたいと思います。
僕はこれまでに無線イヤホン・ヘッドホンを数多く利用してきました。そんな僕が、SOUNDPEATSの「Capsule3 Pro」を実際に使ってみて感じた、良かった点や気になった点を詳しく紹介します!
- Capsule3 Proの特徴
- Capsule3 Pro良かった点・気になった点
- Capsule3 Proのノイズキャンセリング性能
- Capsule3 Proの通話性能
- Capsule3 ProとAirPodsProの比較
- Capsule3 Proはどんな人にオススメか
Capsule3 Proの良かった点 | Capsule3 Proの気になった点 |
---|---|
ハイレゾ LDAC高音質コーデック対応 ノイズキャンセリング機能が強力 通話性能が優れている | 高級感に少し欠ける タッチ誤操作をしてしまう 無線充電に対応していない |
本記事はSOUNDPEATS様より製品をご提供いただき作成しています。
Capsule3 Proの基本スペック
Capsule3 Proの基本スペックは以下の通りです。
メーカー | SOUNDPEATS |
製品名 | Capsule3 Pro |
発売日 | 2022/12/26 |
価格 | 8,480円 |
大きさ(充電ケース) | 6.5cm×5cm×2.5cm(実測値) |
重さ | 48g |
接続方式 | 無線 |
イヤホン本体の使用時間 | 8時間 |
ケース込みでの使用時間 | 52時間 |
コーデック | SBC AAC LDAC |
防水 | IPX4 |
Capsule3 Proの特徴
ハイレゾ LDAC高音質コーデック対応
Capsule3 Proは「LDAC」と呼ばれるコーデックに対応しており、CD音源以上の高音質が出せるイヤホンになります。
コーデックが良く分からない方のために、以下にコーデック一覧表をまとめました。
コーデック | 音質 | 特徴 |
SBC | 音質の変化あり 遅延あり | 標準的なコーデック すべてが必ずSBCに対応している |
AAC | SBCより良好 遅延あり | Apple製品で主に対応しているコーデック |
aptX | ほぼCD音質 遅延130ms未満 | Androidで主に対応しているコーデック 音質がCDと同等 |
aptX HD | CD音質以上 遅延あり | SBC、AAC、aptX を上回る高音質コーデック ハイレゾ対応 |
aptX LL | ほぼCD音質 遅延40ms未満 | 音楽ゲームに適した低遅延コーデック |
aptX adaptive | aptX HDより良好 aptX LLほどではないが低遅延 | aptX HDを上回る高音質コーデック |
LDAC | 遅延あり | CD音質以上aptX HDを上回る高音質コーデック | 高音質のハイレゾ対応
Capsule3 Proはワイヤレスイヤホンですが、音源の情報量を多く扱うことができるLDACに対応しているので、ハイレゾ(高音質)音源を楽しむことができます。
補足になりますが、サブスク音楽配信サービスのYoutube Music、spotify、LINE MUSIC、AWAなどは、実はハイレゾ(高音質)に対応していません。
国内のサブスク音楽配信サービスでハイレゾ(高音質)に対応しているサービスは以下になるので参考にしてください。Capsule3 Proの性能を最大限引き出して音楽を聴くことができます。
音楽サブスク | 特徴 | 価格(月額) |
Amazon Music Unlimited(HD) | データ通信節約(低音質) 標準音質 HD音質(ロスレス) Ultra音質:24bit/192 kHz | ・980円 ・880円(プライム会員) ・1,080円(Apple経由) |
Apple Music | 高効率 高音質:256kbps ロスレス:24bit/48kHz ハイレゾロスレス:24bit/192kHz | ・1,080円 |
ハイブリッドアクティブ ノイズキャンセリング機能
SOUNDPEATS独自のノイズキャンセリング機能により、最大43dBまで音を遮断してくれます。43dBというと、図書館の中くらいの静けさなので、非常に強力なノイズキャンセリング機能を持っています。
また、風切り音も低減してくれるので、外で利用する場合でも不快なノイズをシャットダウンしてくれます。
最大52時間音楽再生
SOUNDPEATS独自の省電力技術により、Capsule3 Proのイヤホン単体で8時間、充電ケースとの併用で最大52時間の再生が可能になります。
ワイヤレスイヤホンの弱点は、バッテリーを搭載するスペースが少ないことです。コンパクトで使い勝手が良い反面、連続駆動時間が重要なポイントとなるので、52時間稼働できるCapsule3 Proは大きな強みを持っていると言えます。
Capsule3 Pro レビュー
Capsule3 Pro 付属品
Capsule3 Proの付属品は以下の通りです。
- イヤホン本体
- USB Type-Cケーブル
- 取扱説明書
- SOUNDPEATS APP案内書
USB Type-Cケーブルは約18cmでした。少し短いのでモバイルバッテリーで充電する時にメイン使用になると思います。
中・小サイズのイヤーピースが1セットずつ入っていました。イヤーピースが汚れたり、サイズが合わなければ変更できます。
Capsule3 Pro 外観
Capsule3 Proの充電ケース前面は無駄なくシンプルな感じです。他のワイヤレスイヤホンでも同様だと思いますが、中央にランプがついており、ケースを開いたり、充電をする時に点灯します。
Capsule3 Proの充電ケース背面には「SOUNDPEATS」が印字されています。充電ケース全体は丸っこくてサラサラとしています。
Capsule3 Proの充電ケースを開くと以下のような感じです。その他ワイヤレスイヤホンと大きな差異はないです。
イヤホンを耳に着けた様子が以下になります。フィット感は抜群に良いです。耳から出た外観はAirPodsProに近いと感じました。
Capsule3 Proの大きさ・重さ
Capsule3 Pro充電ケースの大きさは、横6.5cm×縦5cmと結構大きめです。ポケットに入れると少しかさばってしまうかな。
Capsule3 Proにイヤホンを入れた状態の重さは48gでした。見た目の割には軽い感じです。
スマホとのペアリングは非常に簡単
Capsule3 Proのペアリングは非常に簡単にできました。充電ケースを開いた状態で、充電ケースのボタンを長押しすると、ペアリングモードになります。ペアリングモード中はランプが白色に点滅します。
充電ケースのボタンは見づらいですが、オレンジ色で囲っている個所です。
Capsule3 Proをペアリングモードにすると、スマホのBluetooth設定画面にCapsule3 Proが表示されるのでタップすればペアリングできます。
Capsule3 Proの音質は良好
Capsule3 Proの音質は「ハイレゾ LDAC高音質コーデック対応」で説明した通り、LDAC対応でハイレゾ音源を出すことができるので、非常に良かったです。
高音・低音ともに鳴りがよく、バランス良く音が出せている印象です。1万円以下のイヤホンを利用する機会がほとんどなかったのですが、その品質の高さに正直驚きました。
SOUNDPEATSのアプリを入れればイコライザーをいじれるので、音を好みのテイストに調整することができます。プリセットから簡単に設定するか、細かく調整することもできるので、好みや音楽の種類に応じて柔軟に変更できます。僕は重低音が好きなので、「低音を強く」がお気に入りです。
Capsule3 Proのノイズキャンセリングは結構強め
Capsule3 Proのノイズキャンセリングが思ったよりも強かったのが良かったです。音楽をかけていなくても遮音性が高いので、集中したいときに音楽をかけずに耳に着けるだけでも勉強や仕事に集中できます。
Capsule3 Proにはノイズキャンセリングモード/外音取り込みモード/通常モードの3種類があり、左イヤホンを1.5秒間タッチすることで切り替えることができます。以下切り替え時の様子です。
ノイズキャンセリングON/OFFの切り替えがワンタッチでできるのは非常に便利でした。もちろんSOUNDPEATSアプリからの操作も可能でした。
Amazonクーポンコード
クーポンコード:CPS3PBLG01
期限:2022/12/26(月)00:01~2023/01/02(月)23:59
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Capsule3 ProとAirPodsProの比較
Capsule3 ProとAirPodsProの簡易比較表は以下です。
Capsule3 Pro | AirPodsPro | |
---|---|---|
価格 | 8,480円 | 39,800円 |
イヤホン本体の使用時間 | 8時間 | 6時間 |
ケース込での使用時間 | 52時間 | 30時間 |
ケース重量 | 48g | 57g |
防水機能 | IPX4 | IPX4 |
対応コーデック | LDAC | SBC AAC |
マイク | あり | あり |
充電方式 | USB-TypeCコネクタ充電 | ワイヤレス充電 ライトニングコネクタ充電 |
Capsule3 Proは価格が安いにも関わらず、長時間使用できるという所と、LDACに対応しているという所が強みになります。また、USB-TypeCコネクタなのが地味に嬉しいです。
以下にCapsule3 ProとAirPodsProの外観などの比較を写真付きで紹介します。
Capsule3 ProとAirPodsProの外観比較
Capsule3 ProとAirPodsProのケースの大きさを比較した写真が以下です。少しだけCapsule3 Proの方が大きいです。
Capsule3 ProとAirPodsProのイヤホンの大きさを比較した写真が以下です。イヤホン自体の大きさに違いはありませんでした。
Capsule3 ProとAirPodsProの充電ケースの重さは以下の通りです。Capsule3 Proの方が約10g軽いので、持った感じもかなり違いを感じます。
Capsule3 ProとAirPodsProの音質比較
「ハイレゾ LDAC高音質コーデック対応」で説明した通り、Capsule3 ProはLDACに対応しているので、AAC対応のAirPodsProより音質は良いです。
ただしiPhoneを利用している場合は、端末側の問題でAACまでしか対応していないため、Capsule3 Proの性能を最大限発揮するには、別途ヘッドホンアップの用意が必要です。
SONYのXperia、または最新のAndroid端末であればデフォルトでLDACが採用されているので、Capsule3 Proでトップレベルの音質を楽しむことができます。
Capsule3 ProとAirPodsProのノイズキャンセリング比較
Capsule3 ProとAirPodsProのノイズキャンセリング機能を比較したところ、Capsule3 Proの方がノイズキャンセリングは強く感じました。
イヤホンの値段が高ければ高いほど、ノイズキャンセリングが強いと思っていたので、1万円以下でここまで協力なノイズキャンセリング機能を持っていることは凄いと思いました。
Capsule3 ProとAirPodsProの通話性能比較
Capsule3 ProとAirPodsProの通話性能を比較したところ、差分はほとんどありませんでした。
友人に協力してもらい、Capsule3 ProとAirPodsProどちらが聞き取りやすいか確認してもらいましたが、ほとんど違いはないとのことでした。
テレワーク勤務のため、さっそくCapsule3 Proを使って、プレゼン説明や打ち合わせに参加してみましたが、音声品質について聞き取りづらいなどは言われなかったので、通話性能は良好という評価です。
Capsule3 Proの方が充電時間が圧倒的に長く、通話性能も申し分ないので、テレワーク利用にオススメできます。
Capsule3 Proの気になった点
高級感に少し欠ける
Capsule3 Proの充電ケース背面やイヤホンのゴールドピンク部分で高級感を出してはいますが、充電ケース内部やイヤホンの黒部分の素材感が少し安っぽく感じました。このあたりは1万円以下のイヤホンなので仕方がない部分かなと思います。
イヤホンを耳に着けた状態では安っぽさは感じないので、大きな欠点にはならないと思いますが、充電ケースやイヤホンの細かい部分まで気になる方は1万円以上のイヤホンを購入した方がいいかもしれません。
タッチ誤操作をしてしまう
Capsule3 Proはイヤホンにタッチセンサーが搭載されており、音楽の再生/一時停止、音量を上げる/下げるなどの操作をワンタッチで行えます。
便利な機能ではあるのですが、Capsule3 Proを耳に着けた状態で、位置を調整しようとするとタッチキーに触れてしまい、音量が小さくなったりするのが煩わしかったです。
何とかならないものかと調べていたら、SOUNDPEATSアプリで解決できました。アプリの設定項目に「タッチキーのワンクリック機能を無効にする」という設定があるので、これを無効にすることで誤操作を防止できました。
無線充電に対応していない
残念ながらCapsule3 Proは無線充電に対応していません。僕はiPhoneとイヤホンが置くだけで充電できる「Belkin 2in1 ワイヤレス充電器」を利用していますが、これに置いても充電はできませんでした。価格が安いので、無線充電に対応していないのは仕方がない部分かなと思いました。
Capsule3 Proはこんな人におすすめ
Capsule3 Proは以下のような人にオススメです。
- テレワークで通話を頻繁にする人
- 1万円以下で音質が良いイヤホンが欲しい人
- SONY Xperiaまたは最新のAndroid端末を利用している人
- Amazon Music Unlimited(HD)、Apple Musicを利用している人
Capsule3 Proは通話品質が高いから、テレワーク利用でも大活躍!
Capsule3 Pro レビューまとめ
今回はSOUNDPEATSの「Capsule3 Pro」について紹介しました。1万円を切る価格でこの性能はコスパが高い製品だと感じました。「Capsule3 Pro」の良い点と気になった点をまとめると以下です。
Capsule3 Proの良かった点 | Capsule3 Proの気になった点 |
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ハイレゾ LDAC高音質コーデック対応 ノイズキャンセリング機能が強力 通話性能が優れている | 高級感に少し欠ける タッチ誤操作をしてしまう 無線充電に対応していない |