「カナル型イヤホンを付けると気持ち悪くなってしまう…」
「カナル型イヤホンを付けると乗り物酔いのような症状になる…」
「カナル型イヤホンを付けると頭がキーンとしてくる」
本記事はこんな悩みを解決する記事です。
僕自身もカナル型イヤホンを初めて付けて音楽を聞いた時、気持ち悪いと思った記憶があります。
カナル型イヤホンは遮音性が高く、勉強時や通勤時に外部の音をシャットダウンできるので便利ですが、つけるたびに気持ちが悪くなってしまうと困りますよね。
今回は、カナル型イヤホンを付けると気持ち悪い原因と、その対処法について詳しく紹介します。
カナル型イヤホンを付けると気持ち悪い原因
三半規管が弱い
人間は耳の奧に体の平衡感覚を司る「三半規管」があります。この三半規管によって前後・左右・上下の感覚を感じることができます。
カナル型イヤホンを付けると、この三半規管が圧迫されてしまい、平衡感覚が鈍ったり、乗り物酔いのような症状を引き起こすことがあります。
以下に該当する人は三半規管が弱いので、耳の穴を塞がずに付けることができる「インナーイヤー型」イヤホンやヘッドホンの利用を検討しましょう。
- 物心ついた頃から車酔いが酷い
- 頻繁に立ち眩みがする
- 少しクルクル回るだけで、体調が悪くなる
自律神経が乱れている
前述の三半規管の弱さに繋がる話ですが、自律神経が乱れていると、気持ち悪くなりやすいです。
ストレスや睡眠不足などにより、自律神経が乱れると、三半規管への血流が不足してしまいます。血流が不足することで三半規管の機能も弱まるので、結果的に気持ち悪さにつながります。
以下に該当する人は自律神経が乱れやすいので、注意しましょう。
- 不規則な生活を送っている人
- ストレスを感じやすい人
- 更年期でホルモンバランスが乱れやすい人
特に40代からは自律神経が乱れやすいため、質の良い睡眠を意識することで改善する可能性があります。
耳の中を締め付けられるのが苦手
人によっては、耳の中を締め付けられるのがそもそも苦手という方もいます。
神経質な方や三半規管が弱い方は、カナル型イヤホンで長時間耳が塞がることで強いストレスを感じてしまい、気持ちが悪くなることがあります。
恐らく耳栓でも同じ症状になると考えられるため、「インナーイヤー型」イヤホンやヘッドホンの利用を検討しましょう。
カナル型イヤホンを付けると耳が痛くなる原因
耳の中で炎症を起こしている
耳が痛い原因は、耳の中で炎症を起こしている可能性があります。
カナル型イヤホンをぐりぐりと耳の中に無理やり入れていると、「外耳炎」になることがあります。「外耳炎」とは耳そうじのやり過ぎ、指の爪でひっかく、耳栓、イヤホンなどの外的要因がもとで炎症を起こして発症します。
「外耳炎」は耳の中を触らなければ基本的に発症することはないため、これまで通り音楽を楽しみたい場合は、「骨伝導イヤホン」がオススメです。
骨伝導イヤホンは、骨を振動させて直接内耳まで振動を伝え、音を聞くイヤホンです。耳の穴を塞ぐ必要がないため、「外耳炎」のリスクを軽減できます。音を大きくし過ぎなければ音漏れも心配もありません。
音量が大きい
音量が大きすぎると、耳を傷める原因となります。カナル型イヤホンは耳の穴に入れて音楽を聴くため、インナーイヤー型のイヤホンに比べて音楽がダイレクトに届く特徴があります。
カナル型イヤホンで音楽を聴く際は、音量に注意して楽しむようにしましょう。
イヤーピースのサイズが合っていない
イヤホンのイヤーピースが合っていないことも、耳が痛くなる原因の一つです。
特に耳の穴に対して大きすぎるイヤーピースを付けている場合は、要注意です。過剰に耳を圧迫してしまい、耳がすぐに痛くなってしまいます。
イヤホンにはS,M,Lのイヤーピースが付属されていることが多いため、イヤーピースが大きすぎる人は、Sサイズに変更してみましょう。イヤーピースは単体でも売っているので、Amazonで検索するとお使いのイヤホンのイヤーピースを購入できます。
まとめ
今回は、カナル型イヤホンを付けると気持ち悪いと感じてしまう原因について紹介しました。
原因をまとめると以下です。
- 三半規管が弱い
- 自律神経が乱れている
- 耳の中を締め付けられるのが苦手
カナル型イヤホンを付けると、どうしても気持ちが悪くなってしまうという方は、インナーイヤー型のイヤホンや、骨伝導イヤホンを活用してみましょう。
特に骨伝導イヤホンは最近どんどん進化していて、耳の穴に触れることなく快適に音楽を聴くことができます!