「無垢材のデスク・テーブルにへこみや傷がついてしまった」
「無垢材のデスク・テーブルのへこみや傷の修復方法を知りたい」
本記事はこんなお悩みを解決する記事となります。
- 杉無垢材のへこみの修繕方法がわかる
- 杉無垢材のキズの修繕方法がわかる
私のデスクにへこみ・傷が出来た経緯
「テレワーク用にオシャレなデスクが欲しい!」ということで杉無垢材のデスクを購入しました。
そして、モニターアームを設置しようとしたところ
「ドンッ!!!」
モニターアームをデスクに思いっきりぶつけてしまい、大きなへこみと傷を作ってしまいました…
デスクが届いて初日の出来事だったので、自分自身もめちゃくちゃ凹みました…
この、へこみと傷を修繕することができたので、今回はその手順について紹介します!
修繕に必要なもの
アイロン(できればスチームアイロン)
へこみの修復にアイロンを使用します。へこみ個所に水を垂らして、
アイロンであたためることで無垢材が膨張してへこみを元に戻します。
へこみ部分に水を十分染み込ませることが重要なので、スチームアイロンのほうがより効果的ですが、アイロンでも全然大丈夫です!
私の持っているスチームアイロンはこちら。衣類をハンガーにかけながらしわ伸ばしできるので、修繕用途に限らず非常に便利!
針(安全ピンでも大丈夫)
へこみ部分を刺して、水をより浸透させるために使用します。
軽く指すだけなので、針を持っていない方は、安全ピンでも問題ありません。
ウエス(いらないハンカチでも大丈夫)
へこみ部分にアイロンをあてる際、直接デスク・テーブルにアイロンを当ててしまうと汚れがついてしまう可能性があるため、ウエス(布類)を使用します。
自宅にある、使っていないタオルやハンカチでも代用できます。
私は不要なハンカチ類がなかったので、こちらを購入しました。
紙やすり
傷部分を修繕する際に使用します。
紙やすりの表面の目の粗さは番手といわれ「#」を付けた数字で表されます。
- #40~100 :粗目
- #120~#240 :中目
- #1000~ :極細目
一種類(#240だけ等)のみ購入してしまうと、削りすぎてしまったり、全く削れなかったりするケースがあります。そのため、紙やすりの番手は幅を持たせて購入したほうが良いでしょう。
[番手の小さい紙やすり]→[番手の大きい紙やすり]の順番で使用してあげると、きれいに研磨することができます。
私はこちらの#120#240#400のセットを購入しました。
木工用みつろうクリーム(できれば用意した方がいい)
修繕の後のメンテナンスとして、木工用みつろうクリームを塗ることで、無垢材のツヤだしや撥水効果が期待できます。
へこみの修繕手順
へこみ部分を針で刺す
大きなへこみ部分は、水が浸透しやすくなるように、針で刺します。
力を入れて行うとデスク・テーブルを傷つけてしまう可能性があるので、慎重にやさしく刺していきましょう。
へこみ部分に水を垂らす
次にへこみ部分に水を数滴垂らします。5分~10分程待てば、無垢材に水が浸透します。
濡らして絞ったウエスを置く
次にアイロンをかける個所に濡らして絞ったウエスを置きます。
こうすることで、デスク・テーブルがアイロンで汚れることを防いでくれます。
アイロンをかける
ウエスの上からアイロンをかけます。
スチーム機能がある場合は、スチームONでより無垢材に水を吸収させることができます。
しばらく待つ
アイロンをかけた後は、無垢材が水を吸収して膨張するため、数分間待ちます。
へこみ個所を確認して、へこみが元に戻っていない場合は、「1.へこみ部分を針で刺す」からもう一度行います。私はこの手順を3回行いました。
傷の修繕手順
#400、#240、#120の順番で紙やすりを使用して削る
傷の修繕方法は非常にシンプルで、番号の大きい紙やすりから順番に使っていき、傷部分を削っていきます。
紙やすりは使いやすい大きさにちぎって使うと研磨しやすいです。
浅い傷であれば、紙やすりで削ってあげることで修繕が可能です。
+αのメンテナンス
最後に、木工用みつろうクリームをへこみ・キズ個所に塗ることで、ツヤと撥水作用をプラスすることができます。
塗る際は、ウエスに薄くクリームをとり、無垢材にまんべんなく伸ばしていきます。
塗り終わったら30分~1時間程、クリームが乾くのを待ちます。
木工用みつろうクリームを持っていない方は、木材用のオイルでも問題ありません。
修繕後は木工用のオイルやクリームを塗ってあげた方が、無垢材の色つやが良くなります。
ビフォーアフター
ビフォーアフター写真がこちらです。
ほとんどへこみや傷が目立たなくなりました。
特にへこみがここまで修繕できるとは思っていなかったので、自分でも非常に驚きです。
また、木工用みつろうクリームを塗ることで温かみのある色味になり、少し味が出ました。
まとめ
今回は無垢材のへこみ・傷の修繕方法について紹介しました。記事のポイントはこちら。
- アイロンを使うことでへこみをかんたんに修繕できる
- 番手の大きい紙やすりから削ることで傷を修繕できる
- 木工みつろうクリームで無垢材に味が出る
アイロンを持っている方であればへこみをかんたんに修繕できるので、ぜひ試してみてください。
特に、木工用みつろうクリームは、へこみ・傷の修繕後だけでなく、定期的な木材家具のメンテナンスにも使えるので本当におすすめです!
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